要約
入れるときはcurl
でシェルスクリプト、消すときはdiskutil
本編
今年の4月くらいにM2 Macbook Airを買ったのだけども、こいつがなかなか使い勝手がいい。
軽いしバッテリー持ちも前のWindowsラップトップより良く、画面もきれい。
しかし問題がある。そう、ARMプロセッサなのである。
Intel Macならインターネットから好きなisoをダウンロードして適当にインストールで済むのだけど、ARMだとそうもいかない。
そこで、Asahi Linuxである。
Asahi LinuxはApple Silicon MacにLinuxを移植することを目的としたプロジェクト及びコミュニティのことを指す。参考
非公式プロジェクトにUbuntu Asahi Linuxもあるが、今回は公式のFedora Asahi Linuxをインストールする。
必要なもの
- Apple Silicon Mac(M2 Macbook Airが一番サポートされている)
- Timemachineのバックアップ
- 度胸
インストール
ホームページを開くとコマンドが貼ってあるのでコピーしてターミナルにペーストする。
curl https://alx.sh | sh
そうするとまずsudoパスワードを聞かれるので入力する。
後はプロンプトの指示に従ってインストールを進める。
注意しなければならないのは、パーティションの割り当てを変更する際に入力する数字は、大きければ大きいほどmacOSに割り当てるパーティションが大きくなる。macOSを引き続き使い続けるかどうか考慮して進めよう。
終わると再起動するよう求められるので長押しして再起動する。
起動ディスク一覧にAsahi Linuxが追加されていれば成功だ。
アンインストール
まずは長押ししながら再起動して、ディスクユーティリティを開く。
First Aidを実行しておく。
次に、MacintoshHDを起動ディスクに指定し、macOSを起動して、ターミナルを開く。diskutil list
を叩き、Asahi Linux関連のパーティションとコンテナを確認する。 Linux File System
などとあったらそれを削除する。
$ diskutil list
/dev/disk0 (internal, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: GUID_partition_scheme *500.3 GB disk0
1: Apple_APFS_ISC Container disk1 524.3 MB disk0s1
2: Apple_APFS Container disk4 346.1 GB disk0s2
3: Apple_APFS Container disk2 2.5 GB disk0s3
4: EFI EFI - FEDOR 524.3 MB disk0s4
5: Linux Filesystem 1.1 GB disk0s5
6: Linux Filesystem 24.3 GB disk0s6
(free space) 119.9 GB -
7: Apple_APFS_Recovery Container disk3 5.4 GB disk0s7
diskutil eraseVolume free free disk0s5
diskutil eraseVolume free free disk0s4
diskutil apfs deleteContainer disk0s3
diskutil eraseVolume free free disk0s3 //コンテナ消したらボリュームも消すこと
diskutil apfs resizeContainer disk0s2 0
最後に、もう一度diskutil list
を叩いて以下のようになってればOK。
/dev/disk0 (internal, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: GUID_partition_scheme *500.3 GB disk0
1: Apple_APFS_ISC Container disk1 524.3 MB disk0s1
2: Apple_APFS Container disk3 494.4 GB disk0s2
3: Apple_APFS_Recovery Container disk2 5.4 GB disk0s4
反省点
Timemachineで予めバックアップを取れ!
以上。